あこがれのD52が入線
新年度最初の日は泊まり明け。日曜日とあって会社の周辺は閑散としている。天気も良く、こういう日こそ総武線で鹿島貨物を狙うのにもってこいだろう。しかし今日は方南町の珊瑚模型店で、ある方から16番の蒸気機関車を受領することになっている。
珊瑚模型の開店時刻の11時半に合わせて10時過ぎに会社を出て、地下鉄を乗り継いで方南町へ着いたら、まだ開店時刻まで15分程度ある。時間をつぶせそうな店もなく環七沿いをウロウロしていると、今では滅多に見ることのない1980年ごろに生産されたトヨタのマークⅡが止まっていた。大学生の頃、中学の同級生が乗っていて、まだ珍しかったオートマチックトランスミッションに興味を覚えたものだ。当時のオートマ普及率はまだ10パーセント未満だったと記憶しているが、それから急激に普及して、今ではマニュアルミッションの方が珍しい時代になった。カバンに入れてあったニコンV1で2,3枚撮影。旧車を見かけたら撮っておかないと2度とお目にかかれなくなる。スカイラインやトヨタ2000GT、S800などのマニアックな車はこれからも大事に乗り続ける人がいるだろうが、こういう普通の車こそなかなか遭遇できない。街歩きの際にそういう車に出会ったら、撮影するように心掛けている。
開店時刻になったので珊瑚模型店へ。
今日は1月に購入予約をしてあった同店キットを基に製作されたD52北海道タイプを、作者の「め次郎」さんから引き渡されることになっている。この作品、ご本人のブログにもその製作過程が紹介されているが、ありとあらゆる点に徹底的にこだわった一品で、もちろん自分では作れないし、ここまでの特製品も生まれてこのかた見たことがない。もともとD52は好きな機関車で、とりわけ密閉キャブの北海道型はいずれキットを購入してどこかの工房に製作を依頼するつもりでいた。また最近、天賞堂からも山陽線や御殿場線時代の製品が発売されたが、同社のD52は以前のものを2種持っていることもあって購入を見送り、北海道型一本に資金を充てるつもりでいた。それがこの1月、珊瑚に集う方々のHPでこの「め次郎さん」製作のものが販売されていると知り、さっそく自分の目で見に行くことにした。実はその前から「め次郎さん」のブログでこのD52は見ていて、その素晴らしさに驚嘆していたのだが、販売されるという点については知り得なかった。とにかく、あこがれの作品だったのだ。そんなわけで、見に行った当日に予約を入れたのは当然のなりゆき。金額についても昨今の天賞堂やピノチオ製品よりも断然、満足できるものだけに問題ではなかった。
作者ご本人から分解の方法やメンテなど、直接説明を受けて午後1時半、感激のまま店を辞去した。この作品、あらためて自分でも撮影したく近々、ナノクリスタルのマイクロニッコールを入手するつもりだ。
ウキウキ気分で井の頭線の永福町まで歩き、帰宅したのは午後3時。あとはそのD52を眺めつつ過ごす。
この日は一昨日の宿直勤務もあって眠く、夕食後、大阪のHa氏とスカイプで通話後、22時過ぎにベッドに入った。どうやらHa氏もニコンD4を入手できたようで、さっそく京阪電車を撮られたようだ。
そのニコンD4、現場で使用している報道カメラマンと話したが、やはりモニターの黄色味がかった色が問題となっている様子。ニコン関係者が白人の目に合わせた結果、このような色合いにしたと言っていたらしいが、日本人の目にはしっくりこない。日本人と白人では色の好みはこうも異なるのだろうか。またオートフォーカスが思ったより遅い点、タテで構えたときのAFボタンの位置の悪さなど、まったく自分と同じところに不満を感じている人間が多いとも聞いた。ファームウェアで改善できるのなら、早急に改善して欲しいものだ。ソニーの新型メモリーカードに関わるトラブルが出ているとも。
ところでキヤノンにも妙な噂が立っている。EOS1DMarkXの発売がさらに遅れるというもので、もしそれが事実ならEOSを使う予定の報道各社は7月のロンドン五輪を目前に困ったことになるだろう。本番前に使い慣れていないと肝心な時にミスが出る。特にこの1DMarkXからフルサイズになり、そういったことも含めて現場カメラマンは習熟しておかなければならない。キヤノンは300ミリなどの望遠系レンズの発売も遅れに遅れ、プレスの信頼を大きく落としているようだが、ここへ来てボディ本体もそういう事態になればニコンに水を空けられてしまう。ニコンもD4の発売が延期されたが、キヤノンのEOS1DMarkXの場合、もし本当に発売延期となればこれで2回目。おまけにニコンのD800の評判がすこぶる良く、キヤノンのEOS5DMarkⅢを圧倒しているというから形無しとも言える。その弱り目に対してニコンは近々、2400万画素でDXサイズの廉価版D3200(仮称?)を投入という勢い。これでD300Sの後継機がそう遠くない将来に発表されるのは間違いないことから、キヤノンの劣勢は深刻化するはず。発売延期が事実なら、これはそうとうな痛手になるだろう。
話が逸れてしまったが2日は〝朝練〟
今朝は東北から上ってくる3170列車に国鉄色のEF641041が入るという予想から、少し早く家を出てまずは東十条へ向かった。貨物時刻表によると日曜運休の列車だから月曜の朝に上ってこない可能性も考慮したが、先週は貨物を牽いて上がってきたというので「あけぼの」を北浦和で撮る前に寄ってみたものの通過するはずの時刻になっても来ない。掲示板で確認すると単機で大宮を出たとあったが、単機では撮っても仕方がない。あきらめて北浦和に向かった。下り方向ということもあって道が空いていて思ったより時間がかからず6時前に現着。5585列車を撮ろうと準備したがこちらは運休。「あけぼの」のために準備をしている横を国鉄色で青ナンバープレートのEF651121が上っていったのが悔やまれる。こんな時間に上り貨物はないはずで、遅れの3174列車だったのかもしれない。
「あけぼの」は1031号機。一昨日の始発駅発が強風の影響で運休になり、機関車のローテーションが一日崩れ同機の牽引となったもよう。本当なら1053号機だったはず。3月30日の〝朝練〟が天候に恵まれなかったこともあり、その雪辱を晴らした。対向の普通電車があと少しだけ遅かったら、うまい具合にすれ違うシーンになったのだが。
北浦和もそろそろ太陽が高くなって、スポットライト風の好ましい光線状態が終わりに近づきつつある。今ぐらいの日の当たり具合が、機関車の表情を立体的に見せてメカニカルで良いのだが、シーズンも今週いっぱいだろうか。
年度初めで道路の渋滞が予想されたので国道17号を上り、中台から首都高速に入ったら思ったよりスムーズに帰宅できた。












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